【ブラックルチル】〜2014年4月25日号〜
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「ブラックルチル」にはどんな思い入れがありますか?
実はブラックルチルは、僕が一番好きな天然石です。
というのはも、一番最初に買った天然石がブラックルチルだったんですね。
ブラックルチルは古来より戦(いくさ)に行く時に身に着けられた石、という事を知って
自分も戦=仕事、というような気持ちでブラックルチルのブレスレットを身に着けていました。
ブラックルチルを付けて「人生が変わった」と言えるほど、僕にっては大切な石ですね。
今思い返すと、当時は天然石の市場は本当に小さく、今のように様々な石を扱っているお店もありませんでした。
ブラックルチルは国内ではレアな石で、当時「ブラックルチル」と呼ばれていなかったと思います。
もしかしたら僕が「ブラックルチル」呼んでいたのが広がっていったのかもしれません。
ブラックルチル
ブラックルチルの意味合いは?
初めにも話した通り、戦(いくさ)に着けていく石だったわけですから、現代でいえば「仕事運」と、捉えられます。
「戦局を見極める」という意味合いが強く、自分が歩んでいく時に様々な選択をする事になるかと思うのですが、その選択一つ一つ正しい物を選び、最終的に勝利をつかむ、成功する。という事ですね。
なかなか「攻撃的な石」と言えるかもしれませんね。
仕事で頑張っている人、なにか目標に向かって日々戦っている人、ビジネスマンに是非身に着けて頂きたいアイテムですね。
詳しくは「Powerstone-wiki」にも書いてあります。
ブラックルチルを選ぶときのポイントは
タイチンルチルの回でもお話ししましたが、ルチルクォーツの「キモ」は、水晶の透明度です。
ブラックルチルも水晶が濁ってると、その美しさを生かし切ることが出来ないです。
針の入り方は、好みの部分が大きいのですが、針がびっしり入っていて真っ黒な物や、逆に針が少ない物はあまり綺麗とは言えないかもしれませんね。
針の色も重要なポイントです。
針の色が薄い物より、「濃い黒」の物の方が綺麗だと思いますね。
ルチルクォーツ全般に言える事ですが、この天然石は、「水晶」「針部分」と二種類の鉱物で構成された石です。
それぞれ硬度や性質が違うので、ブレスレット用の丸い玉に加工するときに水晶と針部分の接触面がどうしてもダメージを受けやすいです。
玉の表面の「欠け」や「へこみ」が起きやすい石なんですね。
それがこの石の特色とも言えます。
最近では、この欠けを特殊な樹脂やガラスを用いて修復する処理が施されていたりもします。
この辺も個人の好みにはなりますが、へこんでしまっている玉はより自然な状態の石なんだ、と受け入れてあげてほしいなと思います。
表面に見える美しさだけではなく、水晶の透明度、針の入り方、その石の持つ魅力の全てを感じてあげてほしいと思いますね。
透明度が高く、針の入り方も綺麗なブラックルチル
特におすすめのブラックルチルブレスレットは?
先ほども少しお話しましたが、真っ黒なほど針が入っている物や、針が少なすぎる物より、水晶の透明度が高く、針の入り方のバランスが良い物が僕は好きです。
例えば「10mm玉 No.27」とかは好きなタイプですね。
実はブラックルチルには、レインボー効果が見られる玉もあり、これは大変希少なブラックルルチルと言えます。
先ほどの「10mm玉 No.27」や、「10.5mm玉 No.28」には、レインボーの入った玉があるので「掘り出し物」と言えますね。
「10mm玉 No.27」 レインボーの玉がみられる
ブラックルチルの買付エピソードは?
ブラックルチルは実は希少な石で、質の良いブラックルチルは海外まで買い付けに行って、1年に1度見かける程度です。
それほど水晶の透明度が高く、綺麗なブラックルチルは特別な天然石なんです。
豆知識としては、ヨーロッパでは針の少ないタイプが人気で、アジアでは針のびっしり入ったタイプの方が人気なようです。
「トルマリン」、「二酸化チタン」について
ブラックルチルで良くお問い合わせ頂くのが、針の成分が「トルマリン」なのか「二酸化チタン」なのか、という事です。
これに関しては、様々な見解があるとは思うのですが、
「二酸化チタン入り水晶」をルチルクォーツだ、と捉えるならばトルマリン入りはルチルとは呼べなくなります。
しかし、「針入り水晶」をルチルクォーツだと捉えるならば、トルマリン入りもルチルと呼べます。
僕は海外から直接買い付けて来ているのですが、買付先でもルチルクォーツとして扱っています。
ですので、トルマリンと二酸化チタンの違いに関しては、偽物・本物という違いではなく、呼び方や解釈の違いだけだと思いますね。
フォレストブルーでは、
・トルマリン入り水晶 = ブラックルチル
・二酸化チタン入り水晶 = プラチナルチル
として扱っております。